ファーティマ朝 Fatima (アラビア語)
…「貞淑。良き母」。
cf. ファーティマはムハンマドの娘(四女)で、4代目カリフのアリーの妻の名前。よ
って、この王朝はアラブ系だがシーア派の王朝であることがわかる。なおファーティ
マは、後に理想の女性とされた。またシーア派信徒の護符「ファーティマの手」は、
「マリアの掌(てのひら)」とも呼ばれる。
建国者のウバイド=アッラーフが、アリーとファーティマの血を引くと称したこと
に由来。